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インド紀行(2)

 
 

 ムンバイから450km、アウランガーバドから北北東に105km、車で2時間半のところにある仏教遺跡群である。

 日本仏教伝来の源流を訪ねたいと思い立ち、地の果て天竺までやってきた。

 アウランガーバドの市中から郊外を抜け、途中スコールという亜熱帯特有の激しい雷雨に見舞われながらデカン高原をひた走り、壮大な渓谷のまた深く深く降り立ったワーグラー渓谷にひっそりと佇む、まるで隠されているような秘境がある。

 玄奘三蔵も、孫悟空も、そして共の者達も、ここには来てはいない。

紀元前1世紀ころから紀元5世紀後期に開窟されたもので、前期石窟寺院は上座部派(小乗仏教)のものであり、後期窟は大乗仏教派にぞくするものである。

 前期窟にはリンガやカイラス山を象ったストゥーパがあり、装飾のないシンプルな礼拝堂のなかで修行僧が只管に祈りを捧げた聖堂がある。

 後期窟は多くのレリーフや壁画が装飾され、宮殿の様な構造の最奥に石仏が優しく微笑んでいる。インド北部ペシャワール渓谷やスワート渓谷にあるヘレニズム文化を習合したガンダーラ仏の影響があるのではないかと思われる。

    ただし、ガンダーラ仏の代表的な釈迦修行が表現する痩身の解脱の表情とは対照的に、慈悲に満ちた微笑みの仏様である。















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       1983に、ユネスコ世界遺産文化遺産)に登録されている。

 

アジャンターの石窟 Ajanta caves in India

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